第5回松林小学校美術館

 会期:11月6〜11月27日  
 会場:羽村市立松林小学校多目的室
 主催:松林小学校PTA
 協力:TACネットワーク

展示状況と交流授業の様子は
ここをクリックしてご覧ください。

日頃、本物の芸術作品にふれる機会の少ない子供達に鑑賞の機会をと、PTAとTACネットワークが協力して企画はしました。平面作家5名、立体作家2名による会場構成で、図工科と総合的な学習の時間を利用して「美術鑑賞教育」「地域人材に生き方を学ぶ」といったテーマで授業を行いました。

 生徒達は、実際の作品を目前にして、絵具・金属・木・ガラス・陶といった様々な素材の質感とその表現を肌で感じることができたようです。

 ともすれば、目に見える結果を性急に求めがちな現在の教育界にあって、運営にあたったPTA達は、「家庭で子供と鑑賞した作品についての話題がでた」「自分達が子供の頃にはできなかったこと。子供達が大きくなった時にきっと思い出して、この体験を役立てるだろう」と感想を述べていました。長いスパンで「文化」を考える「学校美術館」として、継続的に取組んで行きたいとのことでした。

 PTAと市民とが協力して、実績を積み重ねて行く事の大切さを実感しました。

 原田丕

参加アーティスト

 池ケ谷 務、 大塩 桃丘、小林 ナオコ、 塩野 麻理、飛永 頼節、原田 丕 、福井 昭雄

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同時企画
2005年1月26日(水) 9:30〜2:30

「アーティストの交流授業・マスクで変身 !! 」
6年生 43名

講師: 塩野 麻理(明星大学 造形 芸術学部 助教授)
会場:松林小学校、多目的室 I、II

 学校美術館に参加したアーティストの中から、毎年ひとりの方に6年生のためのアーティスト交流授業をお願いしています。今年は、立体を専門とする塩野麻理氏にマスクの授業をしていただきました。

 マスクの歴史、氏の大学時代の作品の紹介その他、興味深いいろいろな話の後、実技に移りました。「自分の心の中の変身(願い)を形(マスク)にしてみよう」と、金属のメッシュをハサミで切って、マスクの形を手で曲げたりして形成した後、超軽量粘土を薄く伸ばして貼ってゆきました。指に傷を作る子供もいましたが、夢中に取組んで時間の過ぎるのも忘れるほどでした。

 出来上がった作品は乾燥させ、後日図工の授業で水彩絵具で彩色をほどこしました。出来上がった作品を見た保護者からは、「どれ一つとして同じ作品が無い。一人一人の個性がよく出ていて、素晴らしい」と賞賛されました。

 中には、かなり高度な造形性を意識した作品も生まれ、アート及びその作家に直接接する事で受けた刺激が影響している現れとも感じられました。そして、若い世代が実際に体験する事の大切さを実感させられました。

 作品は、玄関ロビーのギャラリーに展示され、子供達や保護者の方々に公開されました。

原田丕